ムカゴソフトウェア開発

■2011年6月4日・・・かつてのメインPCのHDDを回収

■メインPCが手元に届く

先日、被災地の親戚に預けていたメインPCが、ようやく手元に届きました。
津波の影響で、PC内部に海水が若干入り込んでおり、電源を入れるのは危険な状態です。
ていうか、PCの死亡は確定的で、それに対して別に期待を抱いていませんが、せめて、HDDの中のデータだけは助かって欲しいと願わずにはいられません。
そこで、PCを分解して、HDDを回収することにしました。
PC内部には、案の定、ところどころ錆や塩の結晶が発生していました。
特に、底面に近い電源ユニットに錆が目立ちます。
電源を投入しようものなら即ショートしそうなありさまです。
しかし、PCの中央から上はキレイな状態で、そこまで海水は達しなかったと思われます。
さらに分解して、HDDを取り出してみたところ、非常にキレイな状態で、海水に浸かった様子はどこにもありませんでした。
HDD裏のプリント基板を確認してみても、塩がこびり付いていたり、錆びたところはどこにも見当たりません。
どうやらHDDは海水に触れなかったようです。
かなり希望が見えてきました。
ただし、部屋が津波に押し上げられ、ＰＣが強い衝撃を受けているのは間違いないので、その辺が少々心配です。
本日、内蔵HDDをPCにUSB接続するケーブルを注文したので、結果はそれが届いてから判明します。

■Xbox360のコントローラは無事か？

続いて、Xbox360のコントローラ２個の生死を確認してみることに。
本体は既に入院中（震災の特別措置が適用されて無償交換となりました。大感謝）です。
コントローラをPCに接続してチェックしてみると・・・コントローラの１つは無反応。
もう一方は、動作はするものの、スタートボタンと、左右スティックの下が常に入力されたままになってしまいます。
どちらも故障していましたが、誤動作でもとりあえず動いてくれる後者を、まずは救済することにしました。
ネジを外して分解してみると、幸い、プリント基板に錆びは見当たりません。
しかし、汚れた塩のようなモノが様々な隙間に入り込んでいて、拭き取るのは困難な状況です。
そこで、思い切って、プリント基板をお湯に浸して、塩分を落とすことにしました。（笑）
結果は、プリント基板が乾いたら判明します。（笑）
疎開後、XNAでゲーム制作する都合で、新たにコントローラを購入してはいるのですが、コントローラを２個以上所持していないと、AppHubピアレビュー向けのチェックができません。
そんな理由で、せめてコントローラのどちらかは復活して欲しいんですよね。

■海水に浸かったPS2を分解

その後、Xbox360の隣に置いていたPS2を分解してみました。
かなりの被害状況です。
その隣に置いていたXbox360内部も、恐らくこれに匹敵するぐらいダメージを受けていると思います。
サポートの方が内部を確認したら、きっと驚くでしょうね。（苦笑）
以下は、分解したPS2の写真です。

下の画像をクリックすると拡大表示します。

■2011年6月6日・・・メインPCのHDDからデータを回収

メインPCのHDDが正常に動きました。
やはり、HDDは海水に浸かっていなかったようです。
おかげで、重要なデータが回収できました。

それと、お湯に浸けて塩分を落としたXbox360のコントローラも復活しました！（笑）