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■辺ではなく頂点を指定したい！

メタセコイア標準のナイフコマンドで面を切断する時、その始点と終点に、辺のどこかの位置を指定します。
しかし、辺では無くて頂点を指定したい状況が生じました。

具体的に説明します。
以下のオブジェクトの、下の方にある２つの面・・・

・・・を、以下のようにカットしたいのですが・・・

・・・それには、ワイヤ(面を切断するライン)の始点と終点として、辺では無く頂点を指定する必要があります。

■プラグインを入手

それを実現する素晴らしいプラグインが、Cool0707氏(http://efk.seesaa.net/)が開発された「頂点ナイフ」です。
その名のとおり、頂点から辺や、頂点から頂点に向けてワイヤを張ることができます(2012年1月20日更新のバージョン0.0.2で確認しています)。

プラグインを、\Plugins\Commandフォルダの中に格納してからメタセコイアを起動すると、その左側に、頂点ナイフのコマンドボタンが追加されます。

このボタンを押してからワイヤを張れば、その始点と終点に頂点を指定することができます。

■作業開始

まず、ワイヤの始点となる頂点から、終点となる頂点に向けてドラッグします。
そして、ドラッグした状態を保ちながら、終点となる頂点の近くで右クリックすると、頂点から頂点へワイヤが張られます。
それによって、オブジェクト中央の辺の、ワイヤと交差した地点に頂点が生成されて、２つの面が上下に分割されます。

ただし、UVの設定がおかしくなる恐れがあります。
ここでの例では、以下のように２つの面のUVがおかしくなりました。
でも、このオブジェクトのテクスチャは左右対称なので、この程度なら修正するのは容易いです。

まず、当初の目的通り、ワイヤで分割した面の下半分を削除します。

次に、UVが狂っている面がまだ１つ残っていますが、それも同様に削除します。

先ほど削除した面と対称になっていた面を選択して、その面だけ切り離して別オブジェクトとします。

別オブジェクトとした面の鏡面を作成→フリーズ。
再び１つのオブジェクトに合成してから、隣接する頂点をくっつければ完了です。

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2012年10月22日作成